◆設備を新しくする

★電気の容量アツプはマンション全体で行う

フォームの動機のひとつに「設備を新しくして便利に暮らしたい。」という二ーズがあります。近年住宅設備の充実ぶりは目を見張るものがありますが、イニシャルコストとランニシグコストが増すことを承知して採用したいものです。

宅設備のうち、エアコンや電子レンジなど、大容量の電力を消費する機器も増えています。そうした設備を採用する場合、電気の容量が不足することが考えられます。機器によっては200Vを採用している製品もあります。

しいマンンョンでは200V用配線(単相3線式)が引き込まれていますが、l00V用(単相2線式)だけが電気メーターのところに配線されているなら、200V用製品は採用できません。200V用配線に変更するら、マンション全体で改修する必要があります。

た100V用配線の場合も、一般的に30設定が多く、マンション全体の容量に余裕があれば20A程度の容量アップが可能です。しかし余裕がなければ、やはりマンション全体で容量増加の手続きをとる必要があります。

マルチタイプエアコンは20OV用が多い

気配線の問題がクリアできれば、マルチタイプのエアコンの採用も可能です。都市の住環境から、1住戸1台のエアコンでは足りず、住戸内の各個室を冷暖房する必要性もでています。

別式のエアコンでは、複数の室外機がベランダに出て見苦しくなってしまいますが、マルチタイプなら1台の室外機で2室以上の室内機が接続できるので、ベランダの美観も保てます。能力の大きな機器は200V用の製品が多いので、注意が必要です。

既存の配線があればTV付きインターホンに変更可能

ーム・オートメーション{HA)とホーム・セキュリティ(HS)は、高級マンションではセットされていることが多い設備です。特にホーム・セキュリティは、オートロツク・イ‐ンターホン・ガス漏れ警報機などの機能が、高く評価されて、住み手もその使用に慣れてきました。

フォームの際の導入では、TV付きインターホンへの変更が増えていますが、これは既存のインターホンの配線があれば取り替えられる製品が出ているのでかんたんです。

住戸のインターホンと結んで1階玄間の扉キーを開閉するオートロックシステムは、共用部分の変更になるので、住民の総意で決めることになります。

電話回線の増設は不可能

話回線の数は、新しいマンションでは1住戸に複数設定されているケースか多いのですが、一般的には1住戸に1回線。建物全体の予備回線が少しあるだけなので、増設は不可能です。また、外部から電話回線を使って、留守中の家でお風呂にお湯をはったり、火災時には外部に連絡するなどのホーム・オートメーションは、ふつうの電話回線を利用して設置できます。ただし、コントローラーに対応できるオートメーシヨン仕様の製品を使うことが前提になります。

電気コンセントの位置変更・増設は可能

気コンセントの位置の変更は比確的簡単にできますが、コンクリートの壁側ではコンクリートと内壁との隙間が小さいと、コンセントボックスが納まらない場合もあります。電気コンセント用回路はl回路15Aで、一般に2回路程度用意されていますが、l回路の容量以内なら増設も可能です。

Vコンセントは住戸に引込まれた後、各個室に配線されています。増設は可能ですが、末端ではTVの映りが悪くなることもあるので、電波の増幅器を設ける必要が出てきます。

ダウンライトは埋込みの深さを考慮する

室多灯照明で、あかりはいまや実用ばかりでなく、住まいを演出する役割刊を持っています。天井直付けのシーリングライトを移動したい場合、コンクソート躯体から離して天井を仕上げるなら可能です。また、落ち着いた全体照明の演出にリビングや寝室にダウンライトを採用するケースも増えていますが、この場合もダウンライトの埋め込みの深さを考慮する必要があります。

直付けのブラケットの位置も、壁を仕上げてあれば比確的かんたんに移動できます。お気に入りの絵画を照らしたりして、インテリアのムードを高める使い方もでさます。

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