◆間取りを変える

★住戸内を仕切る間仕切り壁は撒去可能

取りを変えるリフォームは、専有面積を増やすことができないマシションでの生活で、空間の割り振り変えることによって豊かな空間を手に人れる、重要な手法です。そのためには、住戸内の、どの壁が取外せる壁なのかを知るのがポイントになります。

筋コンクリート造りのマンションには、ラーメン構造と壁式構造がありますが、ラーメン構造は柱と梁で建物の重量を受け止める方式で、室内に出てくるコンクリートの柱や梁は変更できませんが、内壁はほとんどが木造による間仕切り壁なので、取り払うことが可能です。壁式構造は、壁と壁梁によって建物の重量を受け止める方式で、壁は壁厚の中に収まるので梁や柱が室内に露出することはありませんが、耐力壁なため変更することができず、間取リ変更のリフオームでは大きく制約されます。

★明るく広いリビングルームが人気

しく作られていろマンションでは、リビングルームを広めに確保するプランが主流です。個室は多少狭くても、家族がくつろぐスペースがゆったりしていれば開放感もあって使いやすいためです。「広いリビングにしたい」という二ーズは、リフオームでも大きな動機になっていて、となりの一室との間仕切り壁を取り払ってワンルーム感覚のLDKにするケースが増えています。その際のポイントは、床や天井の高さを揃えたり、仕上げ材を同じにするなどしてインテリアの調和に配慮することです。こうして作った広いリビングを、ときには2室として使うには、天井吊りの折れ戸を設けて仕切る方法があります。

式構造で動かせない壁がある場合は、壁に飾リ棚を設けるなどして、デザイン処理することが必要になります。

★子供部屋は成長に応じて間仕切りを変える

供の成長に合わせて個室を作りたいという場合、最小限、ベッドと机の置けるスペースとして4ー5uは欲しいのですが、リビングに面してごく小さな間仕切りでベッドだけの小さな子供部屋を作り、遊びや勉強はリビングを使うというのも幼児期にはいいでしょう。

し成長して独立したスペースが必要になった場合、兄弟がいれば広めのl室を間仕切りして使う方法が考えられます。そうした場合のポイントは、2室が採光、通風などの条件が、なるぺく同じになるようにプランすることです。

築基準法では、居室には採光上有効な窓の面積が、部屋の面積の7分のl以上必要で、換気上有効な窓の面積は、部屋の面積の20分の1以上必要と定めています。

のために、間仕切りに家具を置いて2室をゆるやかに仕切ったり、またリビングや廊下に面して室内窓を設けたりする手法が取られています。

★和室を洋室に・洋室を和室に変更する

ンションの和室と洋室は、床、壁、天井の仕上げ材やサッシの枠納まりが違うだけで、基本的には同じです。既存の和室は畳の厚さ分だけ洋室より高くなっていますが、畳を撤去すれば下地は洋室と同じという場合が多いので、洋室へのリフオームは比較的簡単にできます。和室ついている押入れをスぺースに加えたり、洋室の収納として作り直して使い勝手を高めたりできます。

室を和室に変更する場合は、洋室の床面を下地にして畳を敷くのが一般的です。全面リフォームなどで床を上げる場合、畳を埋め込んで平らにすることもあります。

、長押、鴨居などを取り付けて左官壁で仕上げるなどすれば、木格的な和室を作ることも可能です。

★隣接した2住戸をつなぐことは

ンションのとなり合った2室をつないでl住戸とすることは、一般的に不可能です。2住戸間の壁が、建物全体の強度と関わる耐力壁になっているためです。稀に,高層階で構造壁でない場合がありますが、それでもい扉lつ分、開けることは専門家に相談して十分慎重に進める必要があります。また、ベランダも共用スペースなので、ベランダで2住戸をつなげることも不可能です。マンシヨンでは火事の際の避難口が玄関とベランダで、「2方向避難」と呼ばれ、万一のために逃げ道を確保するために物を置くことも禁じられています。

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